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【メール便対応】石田秀輝『危機の時代こそ心豊かに暮らしたい』

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今こそ知恵を出すことで、豊かに暮らせる道がある−。
環境改善や格差社会で限界に達した現代社会のあり方に異を唱える著者が、沖永良部島を拠点にして「笑顔あふれる持続可能な社会づくり」を提唱する。

沖永良部島を生活の拠点にしながら
「笑顔あふれる持続可能な社会づくり」を提案する!

地球と人のためになる暮らし方を見つけた!
ロングセラー『正解のない難問を解決に導く バックキャスト思考』の著者
が環境改善や格差社会で限界に達した現代社会のあり方に異を唱え、
沖永良部島を拠点にして「笑顔あふれる持続可能な社会づくり」を提唱する!

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『危機の時代こそ心豊かに暮らしたい』
著者:石田秀輝

まえがき
第一章 二三年前、四五歳で沖永良部島と出会って
超氷河期にINAXに入社する
リフレッシュ休暇で奄美大島へ。田中一村の強烈過ぎる絵との出合い
次に向かった沖永良部島に一目惚れ
笑い顔と笑い声、ステキで不思議な島の人々
毎年何度も島に通い始める
沖永良部島の歴史は苦難の連続
夕日の沈む美しさに、自然の大きさが体の中に染み込んでくる
ジャングルの中に家を立てる ── これは面白い実験ができるぞ
お願いしたいのは「自然とつながる家」への思い
エネルギーや資源をあまり使わなくても 快適に暮らせる空気に囲まれた暮らし
ネイチャー・テクノロジーと呼ばれるものつくりのシステムを使って
風速八〇メートルの台風に耐えられ、 五〇畳の、高さ六メートルの柱無し居間を持つ「酔庵」が完成

第二章 「地球環境と経済は両立しない」─── 会社を辞めて、東北大学へ 五一歳の決断
主力製品セラミック・タイルを作るために いかに無駄な熱を出さないか、いかに短時間で焼き上げるか
焼かないセラミクス「ソイルセラミクス」がアメリカで認められた
「地球環境と経済は両立しない」ことを地球環境戦略室室長として知る
朝から晩までじっくり考えなければ答は出ないぞ
環境科学研究科の教授として東北大学に赴任
沖永良部島と仙台に家、貯金がゼロに
大学院をつくり五年間五億円のプロジェクトをスタート
「懐かしい未来をつくる沖永良部のこころ」 沖永良部島シンポジウムで中と外をつなぐ
「九〇歳ヒアリング」で初めて知った島の奥深さ 失ってはならない日本文化の要素が色濃く残っていた
六一歳、大学を辞して沖永良部島に移住を決断

第三章 「この島には何もないけれど何でもある」─── 沖永良部島に移住
僕の住んでいる字は六〇世帯
ヤギと鶏七、八羽と野良猫四匹
車は必需品、パジェロと軽トラと電気自動車
庭の小山を掘ってワインセラーを ── 酔庵は進化する
太陽の光や熱、地下水、自然の凄さを賢く利用すれば
野菜づくりは難しい
何でもできる字の人
この島には何もないけれど、すべてのものが揃っている
「ローカルが豊かになるというのはどういうことなのか 」 酔庵塾開塾

第四章 ますます厳しくなる地球環境の中で 心豊かに生きるとはどういうことか
僕が社会人になった時欲しかったもの〝車、家、バイク〟
新しい豊かさの価値、〝ものから心へ〟
地球温暖化のせいで、今までの価値の延長に豊かさは存在できない
生物多様性の劣化は文明崩壊につながる
資本主義の限界で富の格差が生まれる
大変換期アントロポセン(人新世)の時代をいかに生きるか
自然の恩恵なくして我々は生きられない


第五章 新しい暮らし方のかたち ─── 制約のあるところに楽しさがある
ポジティブ心理学が教えてくれる幸せとは?
制約を肯定して未来から今を見る「バックキャスト」という思考法
我慢しなくても地球環境に負荷を掛けない心豊かな暮らし方がある
バックキャストで描いたライフスタイルから 多くの人が求めている心豊かな暮らし方の価値が浮き上がってきた
多くの人が求めている「楽しみ」や「自然」、そして「社会との一体」
「九〇歳ヒアリング」が教えてくれる 制約の中で生まれる心豊かな暮らしの要素
根底にある「自然に生かされていることを知り、 自然を活かし、自然を往なすことを楽しむ」生き様
心豊かな暮らし方のかたちが見えてきた
物質的な豊かさを煽る「依存型」のライフスタイルではなく 心の豊かさを煽る「自立型」のライフスタイル
依存型のライフスタイルと自立型のライフスタイルの間を埋める「間抜けの研究」
何故わざわざ制約のある生活を望むのか
間を埋める法則 予兆の研究

第六章 日本人が持っている 素晴らしい思考システムが未来を創る
すべてのものに霊が宿っている、いつも神様が見ている
自然は自由に制御できるというヨーロッパ思想
自然と訣別し地下資源や化石エネルギーに頼り一〇〇年程で使いきった二一世紀
すべてものは同価で、自然に生かされ、あらゆるものの命がつながっている
楽しみを生み出す天才たちが創り上げた江戸の産業革命
日本のものつくりは心を込め、丁寧に命を注ぎ込む
自然と和合し、生きることを楽しむ江戸の意気
暮らしも付き合いも我慢や忍耐を楽しみに変える術を身につけていた町民 目
的なく、ただひたすらに道を極める、これこそが日本の強み ...
意気な文化が生み出した文明が江戸のテクノロジー
意気がつくるネイチャー・テクノロジー
── 自然の凄さを賢く生かす四つの要素

第七章 コロナ禍が教えてくれた新しい暮らし方のコツ
仕事の足場を会社から家に変えることで視点が大きく変化
テレワークで都市と田舎の境界が希薄になった
小さな可能性を持った組織が新たなかたちを創ろうとしている
相手の自由をお互いに認めることが必要
個をデザインするということ
個で仕事も学びもデザインする

第八章 それこそが未来の子供たちに渡したいバトン
僕がこの島に惹きつけられたのは
沖永良部島を創り上げた五つのちから
ワークとライフに境界のない暮らし方
「五つのち・か・ら」から未来のライフスタイルをバックキャストで描く
子や孫が大人になっても笑顔あふれる美しい島つくり
何でも自足しよう!
各集落にエネルギー貯蔵庫をつくりたい
星槎大学サテライトカレッジ 沖永良部島
島自慢しよう!
それこそがローカルが豊かになる教科書

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